
「やりたいこと」より「学びたいこと」を考えよう
「やりたいことがなくて」
そんな相談を受けることがしばしばあります。最近、「やりたいこと」よりも、「学びたいこと」があるかって視点が大事なんじゃないかと思ったんですよね。
学びたいことがあれば、内発的な動機で動きやすいし、学ぶプロセス自体が楽しみやすくなるので、プレイフルに日々を過ごせるようになる。
新しいことを学ぶ力は周囲が変化しても常に価値を発揮するし、学ぶ意欲があれば自分が変化することも楽しめる。
学びたいことがあるのは良いことづくし。ただ、「学びたいこと」を「やりたいこと」と捉えている人ってあまり多くないような気がしていて。
別にやりたいことなんかなくたっていい。ただ、「学びたいこと」は常に持っておけると、人生が充実するんじゃないかなと思います。
学び方について書かれた書籍『Learn Better』では、良い学習方法を「価値を見いだす」「目標を設定する」「能力を伸ばす」「発展させる」「関係づける」「再考する」の6つの手順で紹介しています。
学びたいことに加えて、学び方まで習得していけたら、楽しめることがたくさん見つかりそうですよね。
「やりたいこと」なんてなくてよくて、「学びたいこと」」があればいいんじゃないか。
— モリジュンヤ / inquire (@junyamori) February 7, 2020
【追記】書いたnoteにいろいろなリアクションをいただきました。
これこれ。少し軌道に乗るとすぐにやりたいことに走る人がいますが、そうではなく、学びたいことや学びが多いことに向かう方が更に伸びるんだよ。社会的インパクトが高いかどうかも判断基準になる。 https://t.co/TSCLEVvBFf
— 下河原忠道 (@tadamichi_shimo) February 12, 2020
私もどちらかというと、「学びたいこと」重視派かも。
— 斎 絢矢(さい あや)|ヒトカラメディア (@AyaSai3) February 12, 2020
学びたい(自分のものにしたい)からやってみたい、に近いのか。
「やりたいこと」より「学びたいこと」を考えよう|モリジュンヤ / inquire @JUNYAmori #note https://t.co/8aoc2mnHkc
「やりたいこと」は漠然としていたり、そもそも思いつかないこともある。でも、「学びたいこと」は色々ある。それをやっていった先に、まさに点と点が繋がり、やりたいことをやっている状態になるのかも。勇気づけられる。 https://t.co/izY7dO7Ghz
— 枝里 (@seri0114) February 12, 2020
若い頃から「やりたいこと」という言葉を不毛だと思っていた。特に「やりたいことを探す」感性は「趣味がないんですよねぇ~」とぼやく人のようで、なんだかなぁ~と思っていた。興味というのはもっと自然なものだ。そしてその結果としての「学びたい」だと思う。https://t.co/9huoBZBN72
— Makoto Okada (@okadamkt) February 12, 2020
アンサーnoteも書いていただきました。
主体的に自分の人生に関わり、やりたいことを選択して行動していく。それができるのがベターだと考えています。inquireやsoarなど、自分が経営している組織においては、その人が主体的に関わるテーマを一緒に探しています。ただ、いろんな人たちと話していて、「やりたいこと」という言葉が呪いのようになってしまう人もいるのだとわかりました。
そういう人たちと話していると、「学びたいこと」があることは多い。であれば、学びたいことを考えてみて、好奇心に目を向けることから始めるのがいいのではないか、それがnoteで伝えたかったことになります。「別にやりたいことなんかなくたっていい。」というのは、やりたいことに囚われてしまっている人に、僕がかけてあげたい言葉です。少し補足をするなら「今すぐに見つからなくてもいい」という言い方のほうがいいかもしれません。
その人が前向きに、能動的に生きられるようになるのであれば、かける言葉は「やりたいこと」でなくてもいいんじゃないか。それは「学びたいこと」でもいいんじゃないか。そんなことを伝えていきたいなと思います。
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