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コンテンツメイキングの工程を分解してみる

ありがたいことに、コンテンツづくりのご相談をいただく機会が多々あります。進行する際は、工程をできるだけ細かめに共有しつつ、今どの工程を進めているのか、次にどこを進めるのかを目線合わせをしています。

工程の一部が認識されていることはあれど、全体像が共有できていることは稀です。そのため、この工程についての考え方を共有する機会もあるのですが、良い機会なので簡単にまとめてみました。

コンテンツメイキングの工程

順番を考慮しつつ、コンテンツづくりのステップを分解してみると、以下のようになります。コンテンツの内容によっては追加される工程もありますが、よく登場する工程を中心に紹介しています。

  1. 目的設定

  2. 要件定義

  3. 公開日を設定

  4. スケジュール策定

  5. リサーチ

  6. 構成作成

  7. 取材対象の選定

  8. 取材打診

  9. 取材班のアサイン

  10. 日程調整

  11. 取材場所決め

  12. 質問項目作成

  13. 質問項目の事前展開

  14. 取材実施

  15. 構成見直し

  16. 原稿作成

  17. 確認と修正

  18. アイキャッチ画像の準備

  19. 記事内写真の現像

  20. 入稿作業

  21. 公開

  22. 公開後の連絡

それぞれの工程ごとにチェックすべき項目や考え方の型のようなものがあり、目安となるリードタイム※があります(※リードタイム:工程や作業の始めから終わりまでにかかる所要時間)。

コンテンツづくりにおける関係者の認識を揃え、ズレが少なくなるように進行することでコンテンツの質を高めつつ、安定した進行を行いやすくなります。

コンテンツが具体的になってきた段階で、「なんか違うな…」となっている場合、どの工程でズレが生じているのかを観ていくと、ズレの修正が行いやすくなります。ズレは後工程にいくほど大きくなるので、可能な限りの前段階で修正するのがおすすめです。

並行する工程も存在

これらの工程は、前工程が終わらないと次に行けないものもあれば、並行して進行が可能な工程もあります。

前者はコンテンツメイキングにおけるマイルストーンになるため、進行のスケジュールを立てる際に重要になります。取材日程や原稿作成などはマイルストーンになりやすい工程です。

例えば、リサーチ、構成作成、取材対象の選定などの工程は、順番に進めていくこともできますが、並行して進行し、相互に影響させながら進めることもあります。

良いコンテンツをつくり、運用をしていくためには、工程を分解して、どの工程がボトルネックになっているのかを把握して改善をすることが欠かせません。このあたりはTOC理論の考え方が参考になるのでおすすめ。

今回は、コンテンツづくりの工程を分解して紹介してみました。各工程ごとのナレッジも機会があればまとめていきたいと思います。


インクワイアではコンテンツメイキングのお手伝いをしています。コンテンツづくりのニーズがある方はご相談ください。


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