小さな恊働のために曖昧さを減らす
仕事は、自分ひとりで完結させることはできず、誰かとの恊働が必要になる。少なからず、恊働の仕方に関して学び、実践していかなければならない。
現代は、みんな忙しい。ひとつのことだけに集中できればいいが、そうもいかない。一日のなかでも、かわるがわるタスクを切り替えて、忙しなく対応することが求められる。
恊働は、そんな忙しない他者に対して、協力を求めるものだ。可能な限り円滑に進めるためには、互いの歩み寄りが必要だ。相手が歩み寄ってくれるとは限らないが、自分が率先して行動することはできる。
どんなタイミングで、どんな相談をしたいのか。なにかの対応をして戻してもらいたいときはいつまでに戻してもらいたいのか。それを伝えられたほうがいい。
曖昧さが必要な場面もあるが、こと短期的な小さな恊働において曖昧さが悪意なく悪いほうに働くこともある。「他が忙しくて対応が難しい」「期日が明確ではなかったから後でやろうと思っていた」などのちょっとした掛け違いで進捗に影響が生じることは珍しくない。
時期や内容、期日を可能なかぎり明確にすることで、相手の脳内でのタスクの優先度も明確になる。うまくワークすれば、自分にとっても利がある。自分のスケジュールに合う形で相手の協力が得られれば、お互いの仕事がスムーズに進む可能性が高まるからだ。
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