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マネージャーをマネジメントする3つのコツ

Square POSのGeneral ManagerであるSaumil Mehtaの「上司をマネジメントするためにすぐにできる3つのシンプルな方法について」のブログが学びでした。

Upward management(アップワードマネジメント)のコツ

自分の上司とうまく対話し、コミュニケーションをとる方法を理解することを「Upward management(アップワードマネジメント)」として紹介しています。紹介されている3つのコツは以下のとおり。

  1. キュレーション

  2. 解決策より問題

  3. チームとの間に橋を架ける

それぞれのコツについて簡単に紹介。

1. キュレーション

管理職の最も希少な資源は、注意力とエネルギー。その限られた資源を最も生産的な場所に向けるようにすることが大事。そのために、昔の新聞記者のように管理職に渡す情報を厳選することだと述べています。

今、経営者が注目すべきことは何か?後回しにできるものは何か?たとえその瞬間に重要だと感じても、まったく無視しても安全なものは何か?どのような情報を共有すれば、将来の会話の種になるのか?

このようなキュレーションの結果、上司の注意を喚起し、彼らの仕事の効率を上げると同時に、あなたの仕事にも役立つようなトピックが生まれるはずです。

実際に、Saumil Mehtaは上司との30分の1on1のために、数週間にわたるチームとの仕事の中で思いついたトピックを集め、優先順位をつけるようにしているそうです。書き出した上で、項目を組み合わせ、構成することに取り組み、限られた時間を有効に活用するために時間をかけているそう。

2.解決策より問題

限られた資源を有効に活用するためには、相談するタイミングでは解決が見えている情報よりも、より厄介な問題を持ち込むべきです。そうすることで、上司は同じような問題が持ち込まれれば、その問題の重要性を認識しやすくなります。問題を共有してもらえば、上司は過去の経験と照らし合わせて、パターンとのマッチングを見出すこともできます。問題も情報と同様に、キュレーションが重要になります。

3.橋を架ける

3つめが、チームと上司の間に橋を架けること。組織の人数が増えれば増えるほど、指示やフィードバックを全体に届ける難易度は跳ね上がります。上司から得たフィードバックを周囲に伝え、また逆にチームを代表して上司に向けたフィードバックをすることで、良い橋渡し役となり、上司が力を発揮しやすくなります。


これらのコツは普遍性もあり、終わりなく取り組み続ける必要のあるものです。ときには上司という相手だけでなく、クライアントとの向き合いにおいても参考になるものだと言えます。


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