デジタル時代におけるリーダーの情報発信
「情報収集」「情報共有」「エンゲージメント」のフレームワークで、対話を通してフォロワーとの信頼関係を深め、目標を達成するリーダー像を紹介したシャーリーン・リー氏による『エンゲージド・リーダー ― デジタル変革期の「戦略的につながる」技術 』という書籍があります。
同書では、GE会長、IBM社長、シスコ会長などの経営者が、なぜソーシャルメディアに時間をかけているのか、いかにステークホルダーと関係を構築しているかのヒントが書かれていました。この書籍の日本版が発売されたのはまさにデジタルによる変革が進んでいた2016年のことですが、2024年のいまでも重要なテーマだと思います。
外部への発信に関して、経営者は発信する際の人格をどのように統一するのか、議論につながるようなアジェンダセッティングを行うか、ソートリーダー的な振る舞いを行うのか、など様々な観点をふまえて、戦略的に実行していくことが求められるようになってきています。
近年はリモートワークの流れもあり、2016年と比べると、社内の人たちとSNSやチャットなどのツールを通じてつながりを深めていくことが求められるようになりました。多様なステークホルダーに向けて、いかに戦略的に情報を発信し、エンゲージメントを高めるかを考え、実践しなければなりません。
もともと、こうした発信が得意な経営者であれば、自然と適応していけるかもしれませんが、そうした経営者は少数だと思います。こうしたデジタル時代のリーダーシップの発揮をいかに支援をするかも、編集の役割のひとつだと考えています。
編集顧問のような存在として、会社や経営者に伴走しながら、こうした時代に応じたリーダーシップの発揮の仕方やエンゲージメントの構築を一緒に考え、支援していけたらと考えています。もし、相談してみたいという方がいたら、軽い雑談からでもお声がけください。