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2017年の仕事の振り返り

2017年最後の日になってしまったけれど、今年の振り返りをしておきたいと思う。

オフィスを仕事の拠点に

昨年末、初めてオフィスを借りた。自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで仕事をしていた自分にとって、これは大きかった。

大学時代に自由大学で「ノマドワークスタイル」という言葉と出会ってから、できるだけ固定費を下げる働き方を志向してきた。

働き方が個人からチームへとシフトしていく過程で、リアルな場の重要さを感じるようになった。

チームでの仕事が主に

オフィスを借りたこともあり、仕事はチームで行うことが主になった。今年、個人での仕事はグッと少なくなっている。

単発のライティング案件でもチームで対応するようにしたり、継続の案件ではチームを組んで対応するようにした。そうすることで、個人が不調になったりしてもサポートできるようにするためだ。

仕事の打ち合わせ以外にもチームのメンバーと顔を合わせる機会を増やし、今年の終盤には社内のゼミも始めた。コミュニティとして捉えながら、仮説検証を回してみている。これは2018年にはさらに加速しそうだ。

組織化が進むにつれて、向き合う課題も変わってきた。採用をどうするか、チームとしてのパフォーマンスをどう上げるか。新しいことに挑戦しなければならない環境は停滞している暇がなくていい。

関わるメンバーが増えた

inquireとして今年大きかったのは、スマートミレニアル向けのビジネスメディア「AMP」の立ち上げ、編集を手掛けたこと。

inquireのメンバーにも、メディアの立ち上げ、編集部の組成、オペレーション構築などの経験を積んでもらうことができた。

「AMP」はライターとして関わってもらっている人を含めると、20人以上の規模になる。inquireのメンバーも含めると、30人を超える。2016年までは数人で仕事をしていたことを考えると、関わる人数が増えた。

これだけの人数とリモートで仕事をしていると、コミュニケーションを密にとることは難しくなる。少しずつ、自分が考えていることをどう伝えるかということを考えるようになり、こちらも新しい課題だ。

自社プロジェクトの方向性

inquireとしては「AMP」のようなメディアの編集から、企業のR&Dに関する情報発信や、インナーコミュニケーションを支援する仕事、編集力をインハウス化するための支援などを行ってきた。

こうしたコンテンツスタジオ的な仕事をしつつも、自社のプロジェクトを増やしていいる。編集やライティングによって生まれる価値を抽象化したり、分解したりしながら、プロジェクト化している。

sentence」はライティングに関する経験や知識を活かしてコミュニティづくりや発信を行い、「UNLEASH」は専門領域に関する情報を発信しながらネットワークを構築している。

自社プロジェクトもそれぞれ、次のステップが見えてきた。来年は、自社プロジェクトと従来の仕事とのバランスのとり方や、どういう体制にすれば事業に注力することができるのかが課題になる。

NPO法人化したsoar

僕が理事を務めており、inquireとオフィスをシェアしているsoarは2016年にNPO法人化した。非営利メディアとしての挑戦を始めており、おかげさまで寄付会員の数が170名を越えた。

soarの活動は東京新聞に取材してもらったり、NHKの番組「おはよう日本」で取り上げてもらった。soarが掲げているコンセプトやビジョンがより多くの人に届くように、来年も挑戦していきたい。

地方のデジタルシフトに取り組むIDENTITY

IDENTITY名古屋」というローカルメディアを運営してきたIDENTITYも、今年は変化があった。メディアとしての数字は成長し、メディアとしての売上も立ち始めた。

名古屋でイベントを開催することにも挑戦し、カツセくんにゲストで来てもらったりもした。

「IDENTITY名古屋」の他にも、インスタメディア「cocorone」や名古屋に特化したインフルエンサーPRサービス「Tity」など新しいプロジェクトも立ち上がった。

今年の終盤で、IDENTITYでは「地方のデジタルシフトに取り組む」という言葉がよく使われるようになった。地方はデジタルマーケティングが進んでいない。いろんな情報をデジタル化していくことで、データの分析が可能になる。IDENTITYとしてはデジタルを強みにしながら、地方に向き合っていきたい。

inquire、soar、IDENTITY、どれもフェーズが変わってきた。2018年はそれぞれをさらに進化させつつ、それぞれが連携するようにしていく。

できなかったこともある。だが、これだけのことを家族やinquire、soar、IDENTITYのみんなをはじめ、多く方々の助けによって出来たことを感謝しながら新年を迎えたい。

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