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組織のレーゾンデートル

デザインファーム「BIOTOPE」の佐宗さんの記事がハーバード・ビジネス・レビューに掲載されていた。

inquireも、存在意義をデザインしようと試行錯誤を重ねているので、この記事は非常に参考になった。

自社に限らず、様々な領域で企業の「レーゾンデートル(存在意義)」が求められるようになっていると感じる。激しい環境変化にさらされる中で、企業は最も根幹に位置するミッションやパーパスがなんなのかを考えなくてはならなくなっている。

ちょうど、組織におけるWhyの重要性について紹介したサイモン・シネックの著書『FIND YOUR WHY あなたとチームを強くするシンプルな方法』を読んでいたこともあり、この記事の内容は深く刺さった。

存在意義がデザインできている会社が増えれば、従業員体験(エンプロイーエクスペリエンス)の充実にもつながり、世に送り出されるサービスやプロダクトの質も上がるはずだ。海外には、そこに特化した事業を展開するプレイヤーも登場している。

佐宗さんの記事にもあるように、企業は組織内外のハードルは下がり、人とのつながり方もグラデーションが生まれている。つながり方が多様になり、流動性が高まる中で、存在意義のデザインは人に関わってもらうために必要不可欠だ。

昨年、「ことばのコンサルティング」のリリースをして以来、inquireに「言葉のデザイン」や「企業のアイデンティティの言語化に関する相談がじわじわと来ている。ここも、企業にとって存在意義が重要になってきていることが関係しているんだろう。

組織の存在意義をデザインする。そのために、会社のアイデンティティや本質を言語化する。今後、そこに着手していく企業はますます増えそうだ。


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