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「エージェンシー」:主体性を持って行動し、責任感を持って最後までやり遂げる能力

たまたま「エージェンシー」という言葉を調べていたら、この言葉が持続可能な社会の創り手となる子どもたちに身につけてほしい力の一つとして注目されていることを知りました。

OECD(経済協力開発機構)は、「教育とスキルの未来2030プロジェクト」を進め、2019年5月に「OECDラーニング・コンパス(学びの羅針盤)」を発表しています。

「エージェンシー」は、ラーニングコンパスにおける中心的な概念とされ、「変化を起こすために、自分で目標を設定し、振り返り、責任をもって行動する能力(the capacity to set a goal, reflect and act responsibly to effect change)」と定義されています。

「agency」という言葉には、哲学や社会学における「行為者性、行為主体性」という意味もあるようなので、こうした概念として子どもの教育において重要なものと位置づけるのは興味深いですね。

仕事においてエージェンシーと聞くと、代理店的な意味合いを想起しますが、個人的にはこの教育における「エージェンシー」の意味合いのほうが好みですね。

経営や仕事において、教育における概念や理論が参考になることは珍しくありません。せっかくいい概念に触れ合えたので、継続して調べていきたいところ。


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