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音声というメディアで試したい3つのこと

やろうやろうと思いながら、なかなか着手できていなかったPodcastを、最近ようやくはじめました。

5回ほど配信してみて、少しずつ収録の仕方、収録時の話し方、音声編集の方法、配信などにも慣れてきました。

イベントで話したり、インタビューで話したりするのとはまた違いますが、これはなかなか面白いです。

元々、音声メディアをやりたいと考えていた理由は、大きく分けて3つあります。今回は、それぞれについて書いてみます。

  1. テキストでは削られやすい余白や空気を共有したい

  2. 生煮えの考えを共有したい

  3. 情報をマルチユースしたい

「インタビュー」の価値をもっと共有したい

個人的に、ポッドキャストは「インタビュー」を開くという取り組みの形を変えた挑戦でもあります。

インタビューという行為の可能性は広いと考えているのですが、それがはかなか伝わっていない。以前はイベントでその価値を伝えたいと考えていたのですが、イベントの開催はなかなかリソースがかかります。ポッドキャストであれば、少しは工数を下げられるのではと考えていました。

思考のプロセスをアウトプットする

思考には過程があります。いきなり、言語化、構造化された状態にはならず、少しずつまとまっていくもの。

思考をまとめて出力する手段のなかでも、テキストという形式はあと工程に近く、流れをつかみやすいように整理したものになります。まとめている途中の思考を共有する手段として、音声は有用ではと考えていました。

また、実際の思考は多面的だったり、複線になっていることがほとんどなのですが、テキストは多面性や複線を表現するのとは少し相性が悪い。

音声というメディアを通じて、これまではコンテンツにできていなかった思考の過程をコンテンツにしてみたいと考えていました。

コンテンツ化よる思考へのフィードバック

まとまったテキストを最初のアウトプットにしようとすると、どうしても筆が重くなりがちです。音声でまずは出力しておければ、それ自体がコンテンツになりますし、その内容を書き起こすことでコンテンツにできる可能性も高まります。

取材や執筆の工数が確保できないという状況によって、アウトプットが出にくくなってしまうよりは、音声でアウトプットしたものをアーカイブしておくことで、一旦コンテンツができ、そのあとにテキスト化の検討もしやすくなります。

こうしてコンテンツ化をしようとすると、考えが進みます。コンテンツ化の機会を細かく設定することで、思考に対するフィードバックを多く与えられれば、思考も発酵しやすくなるのではと、考えています。


まだ始めたばかりではありますが、それぞれやりたかったことが実現できそうな手応えはあります。引き続き、いろいろ試してみたいと思います。

inquire Castはこちらから視聴できます。関心のある方は時間のあるときにでも聞いてみてもらえたら嬉しいです。



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