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仕事から物理的、心理的に距離をとる「心理的ディタッチメント」

先日、自由度の高い働き方をしているからこそ、常に仕事のスイッチをオンにすることがないよう、オフにする術を身につける必要があることについて触れました。

最近知ったのですが、仕事以外の時間に仕事から物理的にも心理的にも距離をとることを「心理的ディタッチメント(PD: psychological detachment)」と呼ぶそうです。

Agolli & Holtz (2023)は、2005年から2021年6月の間に英語で出版されたPDの先行要因についての159の実証研究をレビューして、心理的ディタッチメントに影響する要素を以下の4つにまとめています。

  1. 仕事の特徴:在宅勤務や量的負担など業務の特徴、人間関係の側面、モチベーションなど。

  2. 行動・活動:仕事の成績の高さ、仕事と私生活の境界管理、余暇の充実など。

  3. 個人要因:個人の仕事と家庭生活を区別する志向、仕事の満足感、マインドフルネス、幸福感、個人の役割認識の明確さなど。

  4. 仕事以外の状況:家族や友人からの支援、自然の中での活動など、社会的・物理的・時間的環境に関すること。

要素は、個人レベルで仕事面でできること、生活面でできることもあれば、個人れbるでは対応が難しいため、会社で仕組み化やルール化が必要なものもありそうです。

フリーランスなど自由度の高い働き方をしている人は、これらの要素を踏まえて、適切に心理的ディタッチメントを実践できるようにしていくことが持続的にパフォーマンスを発揮するためには大切ですね。


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