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「ライターになりたい」だけで終わらない

「ライターになりたいと思っています」

イベントに登壇した後に、こう話しかけられることがある。一度や二度じゃない。僕は何かなりたいものがあることはいいことだと考えているので、基本的に応援する。

ただ、こう言われただけでは僕から返せる言葉は「なったらいいじゃないですか」くらいしかない。ライターになるのに資格はいらない。なりたいならなればいい。

物事はシンプルに考えるなら「やりたいか、やりたくないか」「やるか、やらないか」でしかない。ライターになりたいのであれば、文章を書くしかない。

なので、「なりたいと思っている」と伝えるだけでは話は広がらない。何より、わざわざ自分の意気込みを伝えたいだけではないはずだ。この話を伝えるのであれば、何を聞きたいのかを具体的にしておいたほうがいい。

たとえば、「ライターになりたい」という話を聞いたときに、僕の頭にはこんなことが思い浮かぶ。

・なぜライターになりたいのか
・どんなライターになりたいのか
・そこに向かう上でどんなハードルがあるのか
・ハードルを乗り越えるために何をしているのか

このあたりを聞かせてもらえたら、返す言葉も具体的にできる。たとえば、「ポートフォリオとなるサイトはあったほうがいいし、できるならやりたい仕事に近いアウトプットを自分で作ってみたらいい」「専門性を身に着け、周囲に認知してもらうためにはこうしたほうがいい」といった具合に。

なろうとしているのは「ライター」だ。ライターは、自分の考えを言語化して相手に伝え、相手から考えを言語化してもらって引き出さないといけない。その前提に立つのであれば、適切に質問をする練習だと思って、自分が聞きたいことを準備しておいて、質問するくらいがいいのかもしれない。


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編集者。inquireの代表やNPO法人soarの副代表、IDENTITYの共同創業者です。noteでは企画、編集、メディア、経営等について書いていきます。
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