学び方を学び、考え方を学ぶ

「知識」ではなく、「知恵」があるか。そんなフレーズをよく耳にするようになった。一度学んだことがすぐ古くなってしまうほど、新しいことが続々と生まれている。

変化の早い時代では、学び方を学ぶことが大切になる。最近、英治出版から発売された『Learn Better』も、学習の方法に関して紹介された書籍だ。生きづらさの解消のために、学びや知恵が必要なのではと考える機会が増えていて、メディアでできることはないか、とそんなことを日々考えている。

ちょうど本日読み終えた「世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ」も、考える上でのヒントになった。ミネルバ大学は、ベンチャー的なアプローチで「高等教育の再創造」に取り組む新興の大学だ。

ミネルバ大学は、以前inquireが編集で携わっているメディア『AMP』にて、実際に進学している学生の方にインタビューした記事を掲載している。

こちらの記事もぜひ読んでもらえたらと思うのだが、学び方を学ぶカリキュラムの存在、社会に出た際に必要な実践的な知恵を提供するためのカリキュラムも提供している。

ミネルバ大学のミッションは、「高等教育の再創造」だが、この考え方を市民教育や生涯学習に応用できないか、ということを考えたい。

人生100年時代と呼ばれ、大学で受けた教育だけでは実践的な知恵につながりにくく、家といって社会に出てから学び方や考え方を学ぶ機会はほぼない。

実践的な知恵や考え方・学び方を身につけることができれば、現代社会に蔓延する生きづらさはいくらか解消されるのでは、と思っている。そのアプローチ対象を高等教育だけにせず、より広いものにしていくためには何ができるかを考え、UNLEASHというメディアを通じて取り組んでいきたい。


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モリジュンヤ
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