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厚生労働省、フリーランスのリスキリング支援に融資制度

現代は、AIやロボティクス、ビッグデータ、IoT、3Dプリンター、ブロックチェーン、ナノテクノロジー、遺伝子工学、バイオ技術など、「第4次革命技術」と呼ばれる社会の変化が、世界各地で進んでいるとされます。

第4次産業革命が進行し、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、新たな未来社会は「Society 5.0」とも呼ばれています。

こうした大きな変化のなかで、仕事の進め方も変わり、新たな知識や能力が求められるようになってきています。こうした変化に対応するために求められているのが「リスキリング(re-skilling)」です。

会社に勤務している人に向けたリスキリングの取り組みはさまざま登場していましたが、厚生労働省がフリーランスのリスキリングを支援するそうです。2025年10月には融資制度を設けて資金を貸し出すとのこと。

融資額の上限は年間240万円。利率は年2%で、貸出期間は最長で2年間。リスキリング後は企業に就職して雇用保険に入ることを見込んでいるとのことなので、フリーランスを続けたい人向けの制度ではなさそうですが、こうした制度ができることは変化を感じますね。

フリーランスは「できること」で仕事の相談がきやすいため、新しい仕事に挑戦し、自分のスキルアップ機会を自ら作り出すことのハードルが高くなっています。限界を感じつつも、生活のために仕事を減らすこともできず、ジリ貧状態に陥ってしまうフリーランスもいるかもしれません。そういう場合は、こういった制度を選択肢にいれるのもありかもしれません。

2024年11月からはフリーランス新法が施工されます。労災保険の適用が広がるなど、フリーランスの置かれる環境は変化していくことが考えられます。今フリーランスの人も、これからフリーランスになる人も、いろいろインプットしながらどう働いていくかを考える必要がありますね。


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モリジュンヤ
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