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情報環境における「ウサギの穴効果」の問題

欧州委員会は、InstagramとFacebookの仕組みに中毒性があり、未成年者の健康を損なうと問題視しており、5月16日に追加調査を行うと発表しました。

問題点として指摘されているのは、アプリ上で「おすすめ」を閲覧すると、アルゴリズムによって似たようなジャンルのコンテンツばかりが表示され、未成年者の関心が狭まるのではというもの。この現象は「ウサギの穴効果」と呼ばれ、TikTokも同様の指摘がされています。

こうした情報環境は、ユーザー自身の考え方や価値観の「バブル(泡)」の中に孤立することを指して「フィルターバブル」とも呼ばれます。一度、この環境に身をおいてしまうと、関心が狭いことに気づくことすら難しくなります。また、「ウサギの穴効果」はユーザーの関心を狭めるのみならず、中毒性の高さも問題視されています。

こうした現象に陥ることのないように一人ひとりのユーザーがメディアリテラシーを備えていくことが大事ですが、未成年者にとってはそれも難しい。各プラットフォームで、デジタルウェルビーイングのための取り組みなども実施していますが、十分とは言えないので継続して改善に取り組んでもらいたいところです。


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モリジュンヤ
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