『何も起きなくてよかった』を社会の合意に
南海トラフ地震の「巨大地震注意」が解除されたかと思えば、台風第7号が接近し、日本が自然現象の影響を強く受ける国であることを実感するお盆。台風第7号の接近に伴い、地域によっては店舗休業や鉄道の運休といった影響も広がりました。
以前と比べて、こうした休業や運休を決定するケースが増えたように感じます。災害時に様々な機能を停止して、備えるという社会的な合意が少しずつできている。個人的にこうした合意ができ、常識が更新されていくのは、良いことだと考えています。
少しずつ社会の合意が変化していることを感じるなかで、SNSを眺めていると、災害時の出勤についてはなかなか変わらない面もあるようです。医療・介護や消防、保育などの社会を支えるエッセンシャルワーカーの方は、なかなか難しいかと思いますが、柔軟な働き方を選択できる職種や企業については、「出勤しなくてもいい」を選択できるようになるといいですよね。
それぞれの企業の価値観やルールなども関わってくることではありますが、万が一のことを考えて意思決定し、『何も起きなくてよかった』と思えるようなしなやかさを備えられる企業が増えていくことも、自然現象と共生していく上では大切なことではないでしょうか。
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