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書籍『クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ』

山口 周さんの新著『クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ』を読みました。

内容は、「社会運動・社会批判としての側面を強く持つビジネス=クリティカル・ビジネスという新たなパラダイムの勃興によって、経済・社会・環境のトリレンマを解決する」という仮説を紹介するもの。

前著の『ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す』では、「エコノミーにヒューマニティを回復させる」ことを提唱し、その実現のためのアプローチのアイデアを紹介していました。今作は、その続編のような位置づけ。

個人的には、前回も今回もテーマには大枠で共感するのですが、なぜそれが必要なのか、どう実現するのかといった部分については、考え方が異なる部分もあります。自分はどう考えているのかを確認しながら読んでいます。

内容の他、新しい枠組みを打ち立てつつ、それを明快に読者に共有しようという試みからも学ぶ点は多々あり、いろんな角度の学びがある書籍でした。

 


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