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労働者協同組合の数が少しずつ増えているようです

働き手が自ら出資して、一人ひとりが一つの議決権を持って運営する法人格「労働者協同組合」が2022年10月に制度として開始されました。日経新聞の記事によれば、約1年半で93法人が立ち上がっているようです。

労働者協同組合は、株式会社やNPO法人ともまた異なる法人格として、個人的にも注目しています。ゼブラ企業については、少しずつ日本でも耳にする機会が増えてきましたが、同時期に日本でも触れられるようになったのが「プラットフォーム・コーポラティブ」です。

簡単に説明すると、企業がプラットフォームを所有し、運営すると不公平が生じるので、自分たちでプラットフォームを作って運営したらいいのではないか?という考えから生まれてきた、プラットフォームをユーザーが自ら所有し、運営するスタイルです。

インクワイアも株主の一社として参画している組合型株式会社のシェアビレッジが運営するプラットフォームも、このスタイルを選択しています。

労働者協同組合という法人格が営む事業は、必ずしもプラットフォームではないかもしれませんが、こうした事業活動を行いやすくするきっかけのひとつになるのではと考えています。

プラットフォームをつくるまでいかずとも、ちょっとした活動を仲間と協力して始めよう、とする際に既存の法人格で立ち上げるほどではないというときに、この法人格を選択するというのはありそうです。

新しい法人格は、社会の認知の獲得も大事なこと。今後は少しずつ認知度が広がっていき、よりやりたいことに適した法人格の選択が増えていくといいですね。


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