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ナレッジとコンテンツのマネジメント

コーポレートブランディングのためのアプローチのひとつとして、自社のコンテンツ発信があげられます。ブランディングやリレーションの構築は、時間をかけて行うものでもあり、発信も継続して行わなければなりません。

継続して会社の発信を行うためには、会社がどのような経験をし、学びを経て、知識を蓄えているのかを把握する必要があります。その把握ができていなければ、発信するネタを探すのにも一苦労です。

企業の情報発信を強化することと、ナレッジマネジメントはセットで捉えて取り組めたほうがよいはず。

加えて、現代では変化が激しく、変化の速度が増しています。リモートワークの浸透や自律分散的な組織の増加、実践を重視するアジャイルな物事の進め方などの変化を考慮すると、以前よりもナレッジをタイムリーに把握する難易度は増しています。

継続した情報発信のためのナレッジマネジメントに取り組むのであれば、こうした変化を踏まえて、どのように取り組むかを考えていく必要があります。どのようにアプローチするかを考えるうえで、ヘルプセンターやナレッジベースなどカスタマーサポートにおけるコンテンツとナレッジに関する取り組みはヒントになりえます。

例えば、サポート領域には、ナレッジをビジネス資産に変え、問題を迅速に解決するために記憶と経験に完全に依存しないようにするためのアプローチとしては「ナレッジ センター サービス (KCS) 」などの取り組みもあります。

コンテンツとナレッジのマネジメントは、2つの円のように互いに関係しながら回転していく営みです。先んじて仕組み化に取り組んでいる領域からヒントを得ながら、情報発信の文脈においてもコンテンツとナレッジの接続を円滑にする。これは関心を持っているテーマのひとつです。


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