モリジュンヤ

編集家。岐阜県出身。コンテンツスタジオやメディアコレクティブ、デザインファームの運営な…

モリジュンヤ

編集家。岐阜県出身。コンテンツスタジオやメディアコレクティブ、デザインファームの運営などを通じて、社会変容のために活動しています。インクワイア代表、IDENTITY 共同創業者、NPO法人soar副代表。

マガジン

  • #編集 #ライター 記事まとめ

    • 1,593本

    編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。

  • 現代編集論

    編集の新しい可能性を深化、探索における思索をまとめていきます。

  • インクワイアのオープン社内報

    • 32本

    編集するクリエイティブカンパニー、インクワイアについてのお知らせや活動内容、メンバーによるコラムなどをまとめたオープン社報です。 URL: https://inquire.co.jp/

  • 自然、文化、経営

    自然や文化、社会などさまざまなものからヒントを得ながら、それらにも価値を還元する経営に取り組むための思考や実践の記録。

  • 暮らしが仕事、仕事が暮らし。

    日々の仕事や暮らしのことを綴る日記のようなブログです。 マガジンタイトルは、陶工・河井寬次郎の言葉より。

ウィジェット

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    一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
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    SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて

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    ソーシャルデザイン (アイデアインク)

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最近の記事

質問いただくことも多かったので、インクワイアの仕事をまとめました。 内容更新しつつ、わかりやすくまとめていきます。なにかお仕事のご相談があればいつでも! https://note.com/inquire/n/n1cab667e220d

    • 自然・文化・歴史を分かり易く人々に伝える技法「インタープリテーション」を学びたい

      編集の可能性や、社会において求められる役割を果たすために、他領域の概念に触れてヒントをもらうようにしています。 例えば、非専門家に対して科学的なトピックを伝える「サイエンスコミュニケーション」がどのような考えで実践されているかを知ることは、技術に関連したコミュニケーションを行う上でのヒントがあります。 最近、関心を持っているのは「インタープリテーション」。インタープリテーションとは、自然や歴史・文化の魅力や価値を紹介し、地域と来訪者を結びつける活動。 自然公園や歴史遺産

      • 内省からペースメイク、思考整理のサポートまで。「ライティングコーチ」の可能性

        「ライティングコーチ」という職業があります。日本では耳馴染みがありませんが、北米では書籍の著者にライティングコーチが伴走し、執筆をサポートするそうです。 以前より、ライティングとコーチングの境界線には興味を持っているのですが、書け合わさったライティングコーチという存在からはいろいろなヒントがもらえそうだと考えています。 ライティングコーチの仕事以前、インクワイアのブログでライティングコーチについて紹介した際には、ライティングコーチの仕事内容として以下のようなことに触れてい

        • 動画や音声の時代における「書く」の価値

          プラットフォームも増え、テクノロジーの発達で動画や音声を制作するハードルが下がったこともあり、動画や音声のコンテンツニーズは上がっています。 文字のコンテンツは、動画や音声と比べて受け取る側の能動的な行動がより求められるため、人のアテンションを奪い合っていたり、可処分時間が減っていくなか、相対的に不利な状態にあります。 生成AIの進歩もあり、テキストのメディアで仕事をしてきた人は、仕事に対する不安を抱えることも多いのではないかと思います。とはいえ、生存の可能性も大いに残さ

        質問いただくことも多かったので、インクワイアの仕事をまとめました。 内容更新しつつ、わかりやすくまとめていきます。なにかお仕事のご相談があればいつでも! https://note.com/inquire/n/n1cab667e220d

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        • コンテンツ感想ログ
          25本

        記事

          スローな経営の実践

          ソーシャルイノベーション実現のために創造的な対話の場作りを行う株式会社フューチャーセッションズの創設や、渋谷区に関わる企業・行政・NPO横断のイノベーションプロジェクト「渋谷をつなげる30人」を立ち上げた野村さんが現在取り組んでいるのが「スロー・イノベーション」です。 スローフード運動のように、プロセスを大切にし、人と人との関係性をつくり、小さな変化がさざ波のように社会を進化させていくことを志向するスロー・イノベーション。上記の図で示されたような変化は、スローイノベーション

          スローな経営の実践

          ブランディング・プラットフォーム「visions」にインタビュー記事が掲載されました

          ”こころざし”で未来をつくる、ブランディング・プラットフォーム「visions」に、インタビューされた記事が掲載されました。 モリジュンヤさんに学ぶ、自分らしい道を拓く「問い」の立て方 学生時代から就職、フリーランス、起業まで、これまでの歩みについてお話させてもらいました。 いろいろなことを経験してみているのですが、自分の中では「問い」を持ち、それを訂正したり、更新したりしながら、歩んできています。 未来がどうなっていくのかが不確かな中では、特定の強い未来像を持つとい

          ブランディング・プラットフォーム「visions」にインタビュー記事が掲載されました

          企業発信におけるナラティブの使い所

          西田亮介さんが朝日新聞の「Re:Ron」に寄稿されている記事を読みました。 新聞において、記者目線のエピソード重視、ナラティブ重視の記事が増えていて、そればかりになってしまわず、バランスを考えていったほうがいいのではと警鐘を鳴らしている内容。 これは新聞というメディアの特性や、社会において果たすべき役割を踏まえた内容ではありますが、「ナラティブ」をどう扱うかということは、コンテンツづくりにおいて考えておくべきこと。 近年、企業が社会的な存在意義である「パーパス」を持ち、

          企業発信におけるナラティブの使い所

          「真実」という不確かなもの

          2023年のカンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞した映画『落下の解剖学』を観ました。あらすじはこんな感じの作品。 前情報ほとんどなしで観に行ったのですが、最後まで飽きることなく作品に惹き込まれていました。 人は世界をそのまま認識できるわけではないので、「真実」とはなにかを明確にするのは非常に困難ですよね。事象があり、その事象をどう観測したか、それをどう解釈したか、どう記憶したか、解釈や記憶を他者にどう伝えたか。同じ事象に触れたとしても、解釈や記憶が異なっていることがほと

          「真実」という不確かなもの

          「仕事」との接続を調整する

          仕事と生活の境目が溶け、常時接続された世界でどう生きていかなければならないかについて、エントリを書いてから8年ほど経過した。2024年現在、この変化は予想通り進んでいる。いや、予想以上か。 2019年から始まったパンデミックは、こうした変化を後押しした。最も、この変化が一時的なものになるか、揺り戻しが起こるかは各社対応が分かれている状況ではある。 暮らしと仕事の境界が溶け、いつでもどこでも仕事ができる状態になった人が増えたことだろう。この自由は使いこなせれば、大いに豊かさ

          「仕事」との接続を調整する

          不便益と習慣

          「不便益:benefit of inconvenience)」という言葉がある。不便であることから得られる効用に着目した概念だ。 ここ数週間、自宅のオートロックが故障しており、郵送物の受取のために集合住宅の入口まで取りに行かなければならなくなっている。非常に不便だ。だが、次第にこの不便さによる利を感じるようになってきた。 Amazonでの買い物やUberEatsでのフードデリバリーなど、自宅に居ながらにして様々なことが可能になった。コロナ禍で自宅に滞在する時間が増えたこと

          不便益と習慣

          哲学、パラドックス、システムを思考する

          日本で哲学コンサルティングを提供しているクロス・フィロソフィーズ株式会社代表の著者による『哲学思考』を読みました。 以前の『哲学シンキング』と比べると、より哲学をビジネスにどう活きるのかに焦点をあてた内容でした。 『哲学思考』では、非合理なことも視野に入れた上で「なぜ」を問うこと、倫理的にジレンマが生じる場面で「どうすべきか」を問うことなど、ビジネスにおいて重要度が増している事象に対して、哲学的に思考することが有用であると述べられています。 個人的には以下の内容は共感で

          哲学、パラドックス、システムを思考する

          作りながら批判的思考を促進する「Critical Making」への関心

          最近、「Critical Making」というアプローチに注目しています。このアプローチは、作るプロセス自体にも意味を見出し、実践を通じて社会的、文化的な文脈において、批判的に考察することを目的としたもの。 マット・ラットル氏が2000年代に提唱した「Critical Making」は、「ものづくりのプロセスにおいて、批判的思考を促進し、技術と社会の関係性について深い理解を促す実践」と定義されます。 複雑な問題や「やっかいな問題(wicked problems)」にどう取

          作りながら批判的思考を促進する「Critical Making」への関心

          マンガと活版印刷技術を後世に残す

          「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」などで知られる森ビルが手掛ける新しい複合施設「麻布台ヒルズ」に行ってきました。2023年11月24日にオープンして、気になっていたのですがようやく。 神谷町駅から六本木一丁目駅の間に存在する施設なので、かなり広くいろいろと気になった施設はあったのですが、そのなかでも特に印象に残ったのが「集英社マンガアートヘリテージ」のギャラリーです。「マンガを、受け継がれていくべきアートに」というビジョンを掲げていて、マンガ好きとしては非常に応援したい。

          マンガと活版印刷技術を後世に残す

          自分にできることを

          あけましておめでとうございます。今年は元日に能登半島地震が起こり、当日はしばらく情報を追っていました。めでたい時期にこのような震災が起こり、亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。 被災した立場ではない場合、どのように振る舞うか、震災と関わるかということが話題になります。過度に自粛してもいけませんし、全くなにもしないというのも違います。かといって、ずっと震災の被害状況の情報をチェックしていても心が疲れてしまう。 個人的には、ま

          自分にできることを

          インクワイア、2023年の振り返り

          ここ数年、年末の振り返りができていなかったのですが、久々に振り返りのエントリを書きました。自身が代表を務めるインクワイアにおけ1年の動きをダイジェスト的にまとめたものです。こうして挙げていくと今年もいろいろありました。 インクワイアでは、自社事業のinquire Labと、クライアントワークを行うinquire Studioの両輪で活動しています。順番に、それぞれの動きを記載していきます。 inquire Labいくつか展開している自社プロジェクトたちそれぞれで今年は新た

          インクワイア、2023年の振り返り

          企業が運営するメディアの可能性を探索する3つの問い

          インクワイアでは、自社のメディア実践と、企業が運営するメディアの支援を両輪で行っています。昨今はメディアを取り巻く環境の変化も激しく、来年にはいろいろと挑戦が必要だと感じています。 背景にある課題などは共通しているものの、アプローチの仕方についてはベクトルが異なるため、自社のメディア実践とは分けて企業メディアの可能性探索についてのエントリをまとめてみます。 ここでは個人的に来年探索したいと考えている問いを備忘録的にまとめた内容を共有します。 可能性を探索するための3つの

          企業が運営するメディアの可能性を探索する3つの問い