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テクノロジーを使いこなすために必要な人間による伴走

SaaSをはじめとするソフトウェアを提供している企業のコンテンツ制作をお手伝いする機会があります。こうしたソリューションは、導入すれば終わりというわけではなく、導入後にユーザーが使いこなすことで初めて価値が生まれます。

近年、さまざまな機能を持つSaaSやソフトウェアが増えている一方、それらを使いこなすハードルも上がっています。企業が抱える課題や状況には共通点があるものの、それぞれの事業や組織に合わせて活用するにはノウハウが必要です。

そのため、ユーザーだけでは導入や活用が進まず、プロダクトの価値が十分に発揮されないという話も耳にします。こうしたケースでは、導入や活用のプロセスに人が伴走して支援する仕組みが見られます。

プロダクトとユーザーの間に立ち、双方を深く理解したうえで活用方法を提案し、課題を解決へと導く役割です。人材を投資するコストはかかりますが、課題を解決し成果を上げるには重要なアプローチだと考えます。

どれだけ便利なツールやシステムを導入しても、ユーザーが使いこなせなければ企業のDXは進みません。DX推進にもさまざまな課題があるなか、今はAIの波が急速に押し寄せています。

AIが浸透することでユーザーにとってのインターフェイスが変わる可能性があるとはいえ、企業がAIを使いこなすには、SaaSやソフトウェア以上に人間による伴走支援が重要になるでしょう。

それは、あたかもAIと人間の間に立って「通訳」するような役割かもしれません。このようなコミュニケーター的な存在は、技術と社会の持続可能な関係を築くうえでも、これからますます重要になっていくのではないでしょうか。


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モリジュンヤ
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