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Threads、一部を対象に広告を表示するテストを開始

Metaが運営するテキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」において、米国と日本の一部ユーザー、および広告主を対象に広告表示のテストが2025年1月24日から開始されました。今後の結果を踏まえ、広告表示の対象範囲が拡大される見込み。

表示されるのは、投稿と投稿の間に表示される画像広告が中心のようです。ホーム画面のフィードに流れる形で、投稿者名の隣に「Sponsored」と表示されるものの、通常の投稿に類似した形式で表示されます。

MetaのAds Managerを介してFacebookやInstagramなど既存のプラットフォームで活用している広告クリエイティブを展開できるようなので、既存プラットフォームにて広告を運用している場合、実施ハードルは低そうですね。

広告が始まったとして、Metaの広告はFacebookなどで詐欺が出回るなど、さまざまな問題も指摘されてきました。ユーザーの目線からは、Threadsで広告が開始されることに関しては懸念もあります。

この点については、興味がない広告が表示された場合はスキップしたり、メニューから広告を非表示にする、あるいは報告を選ぶことができるようにはなるようです。他にも、企業イメージの保全やユーザー体験のために、広告が不適切なコンテンツの近くに表示されないよう制御する機能をテスト中とのこと。

いろいろと対策は練られているようですが、それでもプライバシーの保全や過度な広告表示への懸念は依然残りますね。広告が大きな収益の柱となるプラットフォームにとって、この懸念は常にありますが、Threadsがバランスのとれた場所になっていくのか、気になるところ。


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モリジュンヤ
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