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発酵するような学びの場

株式会社コモンセンス代表で、日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長の望月優大さんをゲストに、inquireのメンバーと定期開催している社内ゼミも、一年半が経過した。

定期開催していると、繰り返し登場する課題やテーマも見えてきて、少しずつ掘り下げていく幹のようなものが見えてくる。

今回の課題図書は、臨床心理士が、怪しいヒーラー達の話を聴き、実際に治療を受けて回るノンフィクションである『野の医者は笑う』。

毎回のことながら、本の話に始まり、次第に話の抽象度が上がり、関連する別テーマの話へと波及し、結果的に様々なトピックに触れた。

社会思想等について改めて学んだり、目の前の事象を掘り下げて考えたりする時間を持つことは働きながらだと難しい。

継続して開催してきたことで、参加者の好奇心も高まってきているように感じられる。このゼミは、発酵するような学びの場として今後も育てていきたい。

次の課題図書は、ゼミの先生である望月さんの新著。先生の本を輪読するのも、なんともゼミっぽくて面白い。


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