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「書く」を捉え直したことで生まれた3つの問い

代表を務めるinquireという会社で運営している、書くを学び合うコミュニティ「sentence」でアドベントカレンダーを行うことになりました。トップバッターとして、ブログを書きたいと思います。

テーマは、今年1年を振り返りつつ、来年1年を考えるというもの。1年を振り返るには少し早い気もしますが、振り返りをしようと思います。

仕事で文章を書く頻度が減った1年

僕は23歳でウェブメディアの編集部に所属し、24歳からフリーライターとして活動を始めました。

多いときには、月に40〜50本の原稿を書いていて、毎日締切が数本ある状態で文章を書いていたんです。日々膨大なインプットがあり、質を落とさずに文章を書くために効率化に取り組むなど、基礎力が身についた期間でした。

28歳でinquireという株式会社を立ち上げ、次第にチームが育ち、活動の規模が大きくなっていくにつれて、自分が文章を書くことも減っていきました。今では、かつての10分の1に満たないペースでしか執筆をしていません。

自分の仕事が変化すると共に、「書く」という行為にどう向き合うかも変化してきている実感があります。実感が変わると共に、新しく3つのテーマが生まれてきました。

1. どうしたら「書く」というスキルはレベルアップするか?
2. 「書く」という行為の価値を広げるためには?
3. 自分だからこそ書くべきことは何か?

それぞれ、何を考えたのかを振り返っていきます。

どうしたら「書く」というスキルはレベルアップするか?

自分自身で書く頻度が減ったとはいえ、ライティングに関する相談が来なくなったわけではありません。inquireのメンバーにライティングをしてもらうよう、シフトしていっています。

自分以外の人がライティングスキルを上げていくにはどうしたらいいか、を考え、いろいろな試行錯誤を行ってきました。inquireの編集チームでは、週次でコンテンツに関する「KPT」を半年ほど実施してます。

KPTとは、ふりかえりをすることで仕事やプロジェクトの改善を加速するフレームワークのひとつです。

一週間で編集やライティングで関わったコンテンツに関して、振り返りを行っています。課題や疑問の言語化と共有をすることで、改善点をディスカッションでき、定着しやすく試みです。効果がでるよう、中身を改善しながら継続していきたいと思っています。

また、今年はミミクリデザインと共に「編集」に関するインタビューリサーチをスタートした他、情報発信力を企業に内製化するための取り組みも始めました。

自分たちが日々の仕事で経験したことを言語化、構造化し、他の人たちが学べるような状態を作り上げていくというのは、来年も引き続き取り組んでいきます。

「書く」という行為の価値を広げるためには?

記事を書くという意味でのライティングについてでしたが、もう少し「書く」という行為を広く捉えてもらうためにはどうしたらいいか、ということも考える時間が増えました。

たとえば、発信を目的としていなくとも「書く習慣」があることはセルフコーチングにつながります。書くことで、考えが整理されたり、不安が和らいだりするんですよね。「ジャーナリング」という手法で紹介されていたりします。

メンタルや思考の整理以外にも、企業のCIやサービスのUXを考える上でもライティングは有効に活用できるのではとも考えています。今年は、CIデザインが注目を集め、UXライティングという手法も話題になったりしました。

記事以外のテキストの役割にも注目し、スキルアップしていくことで組織や事業にも貢献できるのではないか、という考えから今年は「ことばのコンサルティング」という新しい取り組みもスタートしています。

こうした内省や言語化に関する取り組みを発展させていけば、また違った可能性が見えてくるはず。たとえば、エッセイストの松浦弥太郎さんは博報堂と「じぶん」を主語に社会や会社との関係性をデザインするプログラム「じぶんのきほん」をスタート。

「働き方」への注目度が高まり、多様性も増すなかで、一人ひとりが自らの目的を考え、組織の目的とどう重ね合わせるのか、社会のなかでどのような役割を果たしていくかを考えることは非常に重要です。

上記のプログラムはこうした領域にアプローチする取り組みかと思いますが、内省のため、言語化のための手段としてライティングに向き合うというのは来年もやっていきたいですね。

自分だからこそ書くべきことは何か?

いろいろと新たな可能性が見えてきたので、そこの開拓には取り組みつつ、書く頻度が減った自分が書くべきことは何か?も考えるようにもなりました。

自分が書こうと考えているのは、自社メディア『UNLEASH』の記事と、自分のブログです。

UNLEASHは、発信したいことが定まってきたため、来年から注力していきます。その中で、関心のあること、注目していることを書いていきたい。

それと同時に、個人としての発信も継続していきたいと思っています。メディアでの発信とは別に個人の発信をしようと考えている理由は、インプットや思考をアーカイブする作業を習慣化したいからです。

僕は以前からライターとしての自分、ブロガーとしての自分の使い分けを意識することが重要だと考えてきたのですが、改めて自分にとってその役割分担をやっていこうと思います。

これらが「書く」に関して、今年の振り返りであり、来年にかけてチャレンジしたいことです。こうした挑戦を来年も引き続き、「sentence」で実施していきたいと思います。関心のある方はぜひチェックしてみてください。(最近、CIを新しくしました)

12月はsentenceの他のメンバーも記事を書いていきます。今後もお楽しみに!


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モリジュンヤ / inquire

事業や組織の成長に貢献する編集者としてスタートアップ・ミドルベンチャーを中心に伴走。戦略編集やプロジェクトエディティングを手がける。inquire CEO / UNLEASH 編集長 / FastGrow CCO / NPO法人soar副代表

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