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現代編集論

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編集の新しい可能性を深化、探索における思索をまとめていきます。
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2018年7月の記事一覧

編集のチームを育てるための試行錯誤

ギルド的な編集のチーム作りに取り組みはじめて、気づけば2年以上が経過した。しばらく試行錯誤してきて、できたことと、それ以上のできていないことがわかってきた。 編集のチームを育てるために大事な観点として、以下の2点をどう伸ばすかが必要になる。一つは、ライターや編集者としてのスキル。もう一つは、ビジネスパーソンとしてのスキルだ。 ライターや編集者としてのスキルに関しては、実践の中で成長できないか挑戦してもらったり、ピアフィードバック的にメンバー同士でブラッシュアップできないか

夏の課題は会議の「スリム化」

この夏は、生産性を向上させることをひとつのミッションとして、会議の時間における生産性を上げられるように色々な取り組みを行っている。 まだ準備している途中だけれど、ミーティングに参加するにあたって、前提としてもってもらいたいことの整理を進めている。 ミーティングにおけるマインドセット- ミーティングの種類を見極める - 時間は15分単位 - イマココに集中する(そのためにチェックイン) - 事前の準備をしっかり - 相手にしてほしいことを明確にする - 「とりあえず」で人を

「UXライティング」とは何か?Evernote、Mediumに関わったUXライターが語る

今日は、WeWork Marunouchi Kitaguchiで開催されたイベントに参加。テーマは、海外で注目が集まっていると聞いていた「UXライティング」について。 ゲストとして登壇したのは、AIスタートアップスタジオのAll Turtlesの共同創業者であり、EvernoteやMediumなどのUXライティングを手掛けてきたJessica Collier氏。 All Turtlesは、Evernoteの共同創業者 元CEO Phil Libin氏が立ち上げたスタートア

「 #パラレル親方 」から半年

今日はパラレル親方のイベントだった。昨年末にイベントを開催し、スタートした取り組み。イベントのあとに取材されたりもして、話題になった。 実際、パラレル親方という仕組みは、どうだったのか。半年経って、いまはどうなっているのか。そんなことをざっくばらんに共有する会。 「編集」と一括りにしても、ほんとにキャラクターが違って面白い。親方のキャラクターが違うと、集うメンバーのキャラクターも変わる。登壇で各チームの動き方を聞いていると、その違いに少しだけ触れられた。 良い機会なので

編集者が介在する価値はどこにあるのか

inquireで運営しているメディア『UNLEASH』で掲載した記事たちに反響があった。 UNLEASHでは、社会の事象から新たな視点の獲得や考えを深めるきっかけを提供していきたいと考え、色んなコンテンツを掲載している。 最近では、ポップカルチャーから社会対するメッセージの投げかけや起業に関する問題提起を行う記事などを掲載した。 いずれも素晴らしい記事で、こうした記事をもっと届けていきたい。 ただ、この記事を書いてくださった書き手のはいずれも書く力のある人たち。この記