現代編集論

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第1回:「組織の編集」と「編集の組織」

第1回:「組織の編集」と「編集の組織」

ライター、編集者、コンサルタント、事業パートナー、運営者として多様なメディアに携わってきた著者。連載初回は、「メディア」を取り巻く環境変化と、「編集と組織」に対する自身の問題意識を語る。 「メディア」に生じている変化 「メディア」が出版社や放送局の特権だった時代は終わりを告げ、いまやあらゆる企業がメディア化し、自分たちの伝えたいことをコンテンツ化して発信するようになりました。 編集者という肩書きを使い始めて、もうそろそろ10年。私が経営する編集デザインファーム「inqu

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能動的に仕事するのって大事

能動的に仕事するのって大事

先日、しおたんこと塩谷さんにmilieuに記事広告をお願いし、記事を掲載してもらったおかげで、inquireにもIDENTITYにも求人のお問い合わせを色々いただいてます。 inquireは代表の僕が面談を担当し、IDENTITYは共同代表の碇が面談を担当しています。記事の掲載に合わせて、名古屋でイベントを開催したこともあって、IDENTITYへの応募数が多かったです。 新しい人が加入するタイミングは気づくことがたくさんあります。たとえば、共有できてるなと思っていた全体感

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「考え⇄行動」の振り子運動

「考え⇄行動」の振り子運動

先週末は天気がよく、半袖にサンダルで外出しても気持ちよく、理想的な天候でした。今日はちょっと冷えているので長袖を着て、靴を履いて出かけています。 先日、「考える」で価値を出そうというエントリを投稿したところ、inquireやsoarなど関わるチームのメンバーからも反応が寄せられました。 みんな、なかなかに「考える」に苦戦しているようです。 考えなければ、というのが先行しすぎて動きが重たくなってしまったり、考えているの価値を時間で算出しようとしたり。 考えてから行動する

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物語とジャーナリズムの境界を探る

物語とジャーナリズムの境界を探る

「書き方の再発明」はここ数年考えているテーマの1つです。あちこちで、新たは手法の発明に取り組んでいる様子が散見されます。 HEAPSには、本人には取材せず、周囲への取材と観察からノンフィクション作品のように記事を仕上げる「ニュージャーナリズム」に取り組む、ゲイ・タリーズさんのインタビュー記事が掲載されていました。 「言葉を着飾らせて慎重に言いまわしを選び上品な動きをくわえる。踊りの振りつけのように。ジャーナリズムには、平凡なジャーナリズムとシリアスなジャーナリズムがあって

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エディトリアルビジネスのための価値蓄積

エディトリアルビジネスのための価値蓄積

KOMUGIさんの記事で「ほぼ日」のビジネスモデルについて紹介しつつ、エディトリアルビジネスについて言及されていたのでメモ的に。 コンテンツを出すことで価値を蓄積し、それを活かしてビジネスをしていくことについて記事内で紹介されています。詳しくはぜひ本文を。 僕としては①②は重なることが多く、③については色んなビジネスのパターンがあり得るのでは、と考えています。 ①コンテンツを出す ②アセットを蓄積する ③アセットを活かすビジネスを開発 この際、蓄積されるアセットという

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「批判的思考」のすすめ

「批判的思考」のすすめ

inquireで運営しているライティングコミュニティ「sentence」では、論理的思考、ロジカルシンキングについての講座等を開催しています。ライティングをしていきたい人にとって、大事な思考法だからです。 記事を書く上で必要な仮説の構築と検証、構成づくりなどに論理的思考は役立ちます。「ロジックツリー」について知ったり、演繹や帰納について知るだけでも違います。 論理的思考とセットで大切なのが、批判的思考です。英語ではクリティカル・シンキングなんて言われます。 Wikipe

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「編集部」を透明でフラットな組織にする実験

「編集部」を透明でフラットな組織にする実験

組織や人事に関心ある人の間では、英治出版から出版された『ティール組織 — マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』が話題です。 新しい組織形態には、「ホラクラシー」と呼ばれる組織形態もあります。従来のヒエラルキー型ではなく、フラットな組織形態。 「この働き方が正解」というものがあるわけではありませんが、会社のビジョンや事業形態、集まっている人々のタイプによって、適切な形態は変わってきます。 こうした組織の変化の裏側には、インターネットの普及によるリモートワークの働き

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「考える」で価値が発揮できるか

「考える」で価値が発揮できるか

最近、inquireやsoarのチームメンバーに、「考える」という行為で価値を出すことを意識してほしいと話をしています。 手を動かして、作業をすることを自分の仕事とするのではなく、何が問題なのか、仮説は何か、どうすると解決できそうなのか、リソースはどうなっているか、などを考えて提案し、実行する。 人は手を動かしていると仕事をした気持ちになりやすく、油断するとついつい作業を自らの仕事だと捉えてしまいがち。意識的に価値を発揮するポイントをずらしていく必要があります。 これは

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モデレーターを担当する時に実践しているコト

モデレーターを担当する時に実践しているコト

トークイベントでモデレーターを担当することが多く、モデレーターおじさんみたくなってきたので、日々何を考えてモデレーターしているのかをまとめておきます。 準備編 自分がイベントの開催側のケースも、頼まれてモデレーターだけするケースも両方ありますが、まずはトークゲストについて知ることと、事前のコミュニケーションをします。  ・イベントテーマにおける各ゲストの役割の把握 ・話してもらいたいと思うトピックのリストを作成 トピックのリストをゲストに共有した上で、コミュニケーショ

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